2026年1月28日|27分
企業価値ってどう上げる?with BIPROGY株式会社 平岡顧問(Part1)
ゲスト: 平岡昭良(BIPROGY株式会社 顧問)
BIPROGY株式会社の前社長・現顧問の平岡昭良氏をお招きして「企業価値を上げる経営者の頭の中」を覗いてみます。(1 of 2)
- 企業価値が8年間で3倍に
- 日経新聞のランキングで日本8位
- 経営者の頭の中ってどうなってますか?
- 長期保有のファンドが気にすること
- どうやって10年先を考える?
- 世の中を変えるベクトルをさらに考える
- 知財のたくわえ方
- 組織的な営業力のつくり方
- 大企業病にならないためには?
- 「当たり前にカオスをつくる」とは?
- 徹底的に壊すものとは?
- ある銀行の頭取のはなし
この回の内容
シリーズ「企業価値ってどう上げる? with BIPROGY株式会社 平岡顧問」の第1回。ホストの川崎佑治が、BIPROGY(旧・日本ユニシス。前身は日本ユニバックとバローズの合併)前社長で現顧問の平岡昭良を迎える。平岡は2016年4月から2024年まで8年間社長を務め、売上約3000億円・営業利益率数%だった会社を売上約4000億円・営業利益率8〜9%へ成長させ、株価を3倍以上に高めた。退任時、日経新聞が社長の株価上昇率ランキングで平岡を8位に挙げたという。平岡は、株主還元強化など短期的な株価対策ではなく、堅実な業績を積み上げて後から株価がついてくる「王道」の経営を志向したと語る。長期保有する年金基金など海外投資家(比率3割近く)を意識し、5〜10年先の変化とビジョンを示すことが社長の役割であり、目先の業績はCFOの担当だと整理する。ドラッカーの「未来は誰にも予測できない。唯一の予測方法は自ら切り開くこと」を引き、2018〜19年に2050年の社会像を描くビジョンマップを作成。世の中を変えるベクトル(地球温暖化、自然エネルギーの地産地消、マイクログリッド、EV充電スタンドのネットワーク化など)をポストイットで洗い出した。IT企業の強みは顧客と共創したベストプラクティスを知財として蓄え組み替えて再提供できる点だとし、SFA一本槍でなく組織で提案する「パチンコピンボールモデル」やアンチョコ集を紹介。さらに金融・製造・流通・公共といった業界別営業組織を「エコシステム型」に頻繁に組み替え、大企業病やセクショナリズムを崩した専務時代の取り組みを、銀行頭取への非銀行的提案の逸話とともに語る。
この回でわかること
平岡昭良はBIPROGYで何を成し遂げたのか?
2016年4月から2024年まで8年間社長を務め、売上約3000億円・営業利益率数%だった会社を売上約4000億円・営業利益率8〜9%へ成長させ、株価を3倍以上に高めた。退任時、日経新聞の社長の株価上昇率ランキングで8位に挙げられたという。
株価はどうやって上げるのか?
株主還元強化などの短期的な株価対策ではなく、堅実な業績を積み上げて後から株価がついてくる「王道」の経営を志向したと語る。
社長とCFOの役割はどう違うのか?
長期保有する年金基金など海外投資家(比率3割近く)を意識し、5〜10年先の変化とビジョンを示すことが社長の役割で、目先の業績はCFOの担当だと整理する。
将来のビジョンはどう作ったのか?
ドラッカーの「未来は誰にも予測できない。唯一の予測方法は自ら切り開くこと」を引き、2018〜19年に2050年の社会像を描くビジョンマップを作成した。地球温暖化、自然エネルギーの地産地消、マイクログリッド、EV充電スタンドのネットワーク化など、世の中を変えるベクトルをポストイットで洗い出した。
IT企業の強みはどこにあるのか?
顧客と共創したベストプラクティスを知財として蓄え、組み替えて再提供できる点だとする。SFA一本槍ではなく組織で提案する「パチンコピンボールモデル」やアンチョコ集が紹介される。
大企業病やセクショナリズムはどう崩したのか?
金融・製造・流通・公共といった業界別営業組織を「エコシステム型」に頻繁に組み替えた専務時代の取り組みが、銀行頭取への非銀行的提案の逸話とともに語られる。
話したトピック
- 平岡昭良の経歴とBIPROGYの沿革
- 社長在任8年での業績・株価3倍・日経ランキング8位
- 短期株価対策ではなく王道の業績経営
- 長期保有の機関投資家と5〜10年ビジョン
- 社長とCFOの役割分担
- ドラッカーと2050年ビジョンマップ
- ポストイットによる世の中を変えるベクトルの洗い出し
- 知財の蓄積とパチンコピンボールモデル・アンチョコ集
- エコシステム型組織への頻繁な再編と大企業病の打破
- 銀行頭取への非銀行的提案の逸話
この回の発言から
未来は誰にも予測できない。唯一予測する方法は、自ら切り開くことである
今の業績を聞くんなら、社長に聞く必要ないですよね。CFOに聞いておけばいい
IT会社は必ずお客様と一緒に何らかのサービスを作り出しますね。……ということは、お客様からベストプラクティスをもらってるんです。それを知財として蓄えて、組み合わせ変えたら、いろんなサービスをまた世に出せますよね
ソリューション営業をお前はなんでできないんだって、個人の能力をどう開発するかの視点ではなくて、組織としてソリューション営業になってればいいじゃんっていうスタイルです
だから当たり前にカオスを作る
金融担当の役員も一緒に行って、結局金融のソリューションの説明を始めたんですね。……そしたらね、黙り込んじゃって、寝たんです
このシリーズのエピソード
企業価値ってどう上げる? with BIPROGY株式会社 平岡顧問
- Part1: 企業価値ってどう上げる?with BIPROGY株式会社 平岡顧問(Part1) (このページ)
- Part2: 企業価値ってどう上げる?with BIPROGY株式会社 平岡顧問(Part2)